ドナーになる2(骨髄移植とは)

まず、骨髄移植のことを書く前に、骨髄とはなにか、
なぜ移植しないといけないのかを、簡単に書いておきたいと
思います。
骨髄とは、骨の中心部にあって、絶えず血液を作り続けています。
この、骨髄には骨髄液という液体が入っていて、
その中に、血液を作る「種」の細胞が入っています。
白血病などの病気は、この「種」に異常が生じて、
正常な血液を作れないようになってしまうのです。
現在の有効な治療の一つは、この骨髄液を正常な人から移植する、というものです。
この骨髄液は誰のものでもよいわけでなく、
「HLA」という型が一致しないといけません。
これは、通常のABO型の血液型とは関係なく、
逆に血液型が違っても、このHLA型が一致すれば、
移植ができるということです。
ただ、通常の血液型と違い、HLAが一致する確率は、
数万分の一というものです。
血縁の中でも、兄弟間で四分の一という確率です。
他の家族(親子供など)の場合は、他人よりは確率は
良いですが、高い確率はあまり期待できないようです。
そんな訳で、血縁以外での移植を推進、仲介する目的で、
骨髄移植推進財団が存在するわけです。
この財団やドナー登録に関してはHPなどの広報で
豊富な情報がありますので、そちらを参照してください。
私からは、実際に提供した経験を中心に書きたいと
思います。

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